浪人生時代の自分と会話をする妄想をしてみた
最近恒例となった夜散歩をしながら妄想をした。
19歳の私、そして40歳の私と、それぞれ一対一で会話をするのだ。
19歳の私は、浪人生だ。未成年の浪人生らしく、進学する大学、彼女、そして仕事の話も聞いてきた。大学については伏せてやったが、あとはそれなりに答えた。
19歳の私「で、仕事は何をしているの?」
現在の私「〇〇を支援する仕事をしているよ」
19「そうか…。〇〇にはなれなかったか。でも、なんらか〇〇に関係はしている訳だね」
現「いや、〇〇にはなった。なったけど、転職した」
19「え、転職。なんで」
現「色々あってね」
19「その仕事面白いの?」
現「面白くはないな。最初は面白そうだと思ったけど、自分で手を動かす仕事じゃないんだ。おまえ、川でゴミ拾いとかして、自分の手を動かして自分で称賛を浴びたいタイプだったろ。それとは真逆だ。表舞台には立たない」
19「でも、面白くなさそうなのは自分でもわかってたんじゃないの?今の俺の気持ち覚えてるみたいだし」
現「覚えているというか、思い出したんだな。まあ、はっきり言って自分を読み違えた。そういうことも、仕事となれば意外とできるんじゃないかと思ったんだよ」
19「そっか…つらい?」
現「つらくないことはないな。でも、生活には困ってはいない」
19「…」
現「まあ、あまり悪く考えなくてもいい。客観的には間違いなく幸せだよ」
19「そう…難しいんだね」
現「そういうものらしいよ、残念ながら」