育休が終わる

育休が終わった。明日から仕事である。嫌といえば嫌だが、当初思っていたほど逃げ出したくはなっていない。仕事のことを完全に頭から切り離して生きていたので、嫌になる素がどこかにいったのであろうか。

この「嫌になる素」というのが結構重要なのかもしれないと、今思った。つまり、仕事しているときは、この素がいっぱいあって、それをもってかえってきたり、それに取り憑かれたりするから、生きているだけで消耗するのだ。この素をなるべく振り払ったりしてもいいのかもしれないし、素はつきものと割り切ることがいいのであろう。後者が理想ではあるが、これはなかなか実現が難しい。まあ、日々の欲望の中でないと達成し得ないだろうから、やっていくしかないか。

育休中、というか仕事をしていない間、自分の向上心を持て余すのではないかと思った。アーリーリタイアしても仕事をしたくなったりするかもしれない、という不安と同系統のものだ。しかし今回は、会社を退職していないこともあるのかもしれないが、特にそういった思いは湧き上がらなかった。ああ暇だなあとは一瞬思ったが。そこでやることがなくなる私ではない。金さえあれば、リタイアは可能であろうということだ。

なによりも、この育休は取って本当に良かった。子供の成長を見守れるのは、本当に楽しい。自分にも心の余裕があるので、多少泣き止まなくても「勘弁してよ」とも思わない（裏返せば、これは今後の不安要素）。もし次子供が生まれたら、半年は取ろう。